今や海外でも当たり前のように食べられているラーメンですが、やはり日本のラーメンと海外で食べるラーメンは一味違う
そんな中、日本で最も人気のあるラーメンの一つ「二郎系ラーメン」
本記事では、その二郎系ラーメンを徹底解剖!
無類の麺好き日本人
日本人は麺が好き!うどんや、そば、素麺、冷や麦、焼きそばなどなど、多彩な麺料理を日本食とした日本。
こんなに数多くの種類の麺を食べる国も珍しいというほど、日本の食文化から麺は切り離せない存在。
その中でも、様々なフレーバーが楽しめるラーメンは特に人気が高いのではないでしょうか?
日本での人気もさることながら、特に近年は海外でのラーメン人気の高まりに目を見張ります!
これまでのブログでもご紹介した博多豚骨ラーメン店の「一蘭」
同じく博多発祥のラーメンチェーン店「一風堂」
熊本生まれ熊本育ちの熊本ラーメン元祖「味千ラーメン」
などなど上記ラーメン店は日本国内だけではなく海外へも進出成功しており、どの海外支店も様々な人種のお客様で日々かなり賑わっているようです。
上記ラーメンチェーン店でも看板商品となっている馴染みのある豚骨ベースのラーメンは濃厚でまろやかな味わいが海外でも人気を博していますが、それに加え現在では新たなジャンルとして二郎系ラーメンが着実に人気を獲得してきています!
二郎系ラーメンとは一体?
二郎系ラーメンの語源ともなった伝説のラーメンチェーン「ラーメン二郎」は、独自のルールや他の店にはないような特徴がたくさん。詳しい解説を読んでラーメン二郎に詳しくなりましょう!
ラーメン二郎の歴史
ラーメン二郎の歴史は意外と古く、1968年に東京都目黒区にお店を構えたのが始まりとされています。その後は本店を東京都港区三田に移し構え、関東を中心にのれん分けした店舗展開をしています。
2023年時点では、日本全国で約40店舗以上存在しています。(東京、神奈川、千葉、茨城、宮城、北海道、福島、新潟、埼玉、群馬、京都)
本店以外のラーメン二郎を名乗る店舗は、三田本店で修行した人(弟子)や、それらの弟子が開店したのれん分け店舗で修業した者だけが、二郎の名称を使用して出店する事が認められているそうです。
ラーメン二郎の店舗
店舗看板は黄色背景に黒文字でラーメン二郎と書かれる事が多く、カウンターの色の多くは赤色とのこと。
京都店だけは府の景観条例の関係で白背景に赤・黒文字のようです。色が違うだけで印象がかなり変わります。
お会計は前払いの食券制で行われ、一部の店舗を除きプラスチック製の食券を使用。
食券の色ごとにラーメンのサイズやトッピングの豚(チャーシュー)の量が区別されています。
ラーメン二郎の味やメニューの特徴
店舗で手作りされる自家製麺は太麺でしっかりとした噛み応えがあります。
香味野菜や背脂を煮込んで作られるスープに、野菜(モヤシとキャベツ)、ブタと呼ばれるチャーシューが載っているのが基本の二郎ラーメンです。
二郎の最大の特徴は、一般的なラーメンサイズの大盛り以上を小(しょう)、ラーメン大盛り2杯分相当サイズを大(だい)と呼んでいるところ。
小サイズのラーメンでも想像を簡単に超えた量が提供されますので初めて訪れた方は驚くこと間違いなし!
また注文食券提出時に「麺少な目」「アブラ少な目」「味薄目」「麺かため」と頼めば、基本料から調整してくれる店舗が多いので、食べきれないかもという方は申し出てみるといいかもしれません。
その他にも、トッピングの「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ」「カラメ」の4つは無料で増減が可能ですので自分好みの味わいの一杯に仕上げてもらえます♩
ラーメン二郎のカルト的人気
そんなラーメン二郎には熱狂的なファンが存在しており、彼らはジロリアンと呼ばれています。彼らはラーメンが好きというよりも、ラーメン二郎だけを愛しソウルフードとしているそう。
一部のジロリアンはラーメン二郎を食べることを修行としており、様々な店舗を何度も訪れたり各地を回るため信者のようだと揶揄されることもあります。
たくさんの人々を魅了する、ラーメン二郎。量もさることながら独自のルールや、こってりとした味わいが一度訪れたその日からやみつきになることでしょう。
二郎系ラーメンの海外進出「Yume Wo Katare」
上記でご紹介した本家ラーメン二郎とは別に、二郎からインスピレーションを受けて生まれたのがインスパイア系ラーメン店。
日本全国に数ある二郎系ラーメンの中でも、特に関西を中心に人気を博しているのが「ラーメン荘グループ」です!
ラーメン荘グループはラーメン富士丸で修業した店主・西岡津世志氏によって創業された、二郎インスパイア系ラーメンチェーン。
京都市左京区一乗寺に「夢を語れ1号店」を出店してから、関西各地にユニークでインパクトのある店名を掲げた店舗を次々と開店。
そんな西岡氏が2012年、ボストンに開業したのが「Yume Wo Katare」です。日本の二郎系ラーメンと同様のものがアメリカでも食べれちゃうのです。
オープンしてから数年たった今でも、人気は衰えずいまだ入店までに待ち列が出来る事もあるそうです。
ボストンはアメリカ合衆国のマサチューセッツ州に属する街で、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学をはじめ、数々の大学が集まるアメリカ最大の学園都市。
そんな、食べ盛りの学生たちに人気を博す「Yume Wo Katare」の最大の魅力とは?
Yume Wo Katareではユニークな制度を導入しており「ラーメン屋ではなく夢を語る場所である」というミッションを軸に経営がされているということ。
店内には「I have a dream」と書いた札が置かれており、ラーメンを完食した人には「I have a dream. I want to…」と店内にいる他のお客さんへと語る機会が与えられます。
そこに居合わせた他のお客さんは、その夢について質問をしたり、応援の声をかけたりする場となるそう。
西岡氏は、「私たちの提供しているものはラーメンだけではなく、学生たちが自分の夢を語る空間そのものなのです」と語ります。
またYume Wo Katareではボランティアスタッフとして働くことも可能で、自分はもちろん家族や友人がラーメンを食べることが出来るという賄いの仕組みも用意されています。
そんなYume Wo Katareの味わいとミッションに共感した、国内外の若者達からは弟子入りの志願が絶えないそうですが西岡氏は無償で受け入れ教えてきたそう。
まとめ
着実に海外でも人気を博している二郎系ラーメン、いかがでしたでしょうか?止まらない日本のラーメンの海外進出。これからどんなお店が登場していくのか楽しみですね。
ゼンマーケットではお家で二郎系ラーメンを再現できるラーメンセットなどの販売もしておりますので、ご興味のある方はぜひこちらからどうぞ!
もうすでにゼンマーケットへの会員登録はお済みですか?
無料会員登録