つらい花粉症を改善したい！
花粉量が急増する2月から4月にかけて「くしゃみと鼻水が止まらない」「目が痒くて仕方がない」なんて花粉症の諸症状に悩まれる方も多いですよね。正確には把握されていませんが、日本国民の29.8％*は花粉症に悩まされているのではないかと言われています。
勉強に集中できなかったり、睡眠不足に陥ったりと、日常生活に影響を及ぼすレベルの症状に陥ったりする方もいるほど。
そんなつらい花粉症の諸症状を、何とか少しでも抑える方法はないのか？とさまざまな観点から改善方法を調べてみましたので、花粉症の症状にお悩みの方は、ぜひご参考になさってくださいね！
*参考資料：環境省 花粉症環境保健マニュアル
そもそも花粉症ってなに？
花粉症とはスギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が鼻腔内に入ってきた際に起こる免疫反応で、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目の痒みなどの諸症状を引き起こすアレルギー性鼻炎です。
基本的には、原因となる花粉が飛ぶシーズンにのみ症状が現れますが、中には通年性アレルギー性鼻炎を併発し、ほぼ一年中症状に悩まされるという人も少なくありません。
近年の日本では、花粉の飛散をし始める樹齢40年を越すスギの木が増加したことから、花粉の飛散量が年々増加していると考えられており、花粉症の方は以前にも増した対策が必要になったと言えるでしょう。
花粉症の症状はどんな時にでやすい？
花粉症は、空気中に飛び交う花粉を人間が吸い込み、その蓄積量が一定値以上になった時に、体が花粉に対してアレルギー反応を起こし急に発症します。これまで症状がなかった方も、いつどのタイミングで発症するか分からないのが花粉症なのです。
花粉症になってしまった場合、食生活が乱れていたり、睡眠不足だったり、換気の悪い部屋でストーブをつけていたり、ストレスを多く感じていたりする時に、特に諸症状が悪化しやすいと言われています。
向き合っていくのが難しい花粉症ではありますが、自分で出来る花粉症対策も少なくありません。一体どんな対策方法があるのか、今年は花粉症でつらい思いをしないように、確認していきましょう。
おすすめ花粉症対策1つ目：生活習慣を改める
おすすめの花粉症対策、1つ目は「生活習慣を改めること」です。
生活習慣の悪化は花粉によるアレルギー症状を悪化させます。特に気を付けたい生活習慣をまとめてみました！
1. 十分な睡眠をとる
まず大切なのは、十分な睡眠時間をとることです。個人差はありますが、6～7時間以上の睡眠時間は確保するようにしましょう。
睡眠時間が足りていないと免疫力が落ち、症状の悪化に繋がります。また熟睡できる環境を作る事も大切です。寝具を整えたり、寝る前にスマホを触ったりしないようにしましょう。
2. 飲酒を控えめにする
アルコールの摂取し過ぎも、花粉症の症状を悪化させる要因です。アルコールにより血管が拡張され、鼻づまりや目の充血を引き起こします。
加えて、飲酒の際には高たんぱくで脂質の高いおつまみを食べる場合が多くなります。これらの食材も免疫力を低下させるため、花粉症にはよくないと言われています。
3. 喫煙をしない
喫煙の習慣がある方は、花粉症の時にはなるべく禁煙されることをおすすめします。
喫煙をすることにより鼻の粘膜を刺激し、鼻づまりを悪化させる原因になってしまうのです。受動喫煙状態になる場合でも、同様の影響を受けるので要注意です。室内では空気清浄機などをかけ、出来るだけ空気の綺麗な部屋にいるようにしましょう。
4. ストレス発散の趣味を持つ
花粉症には、ストレスもよくないと言われています。ストレスが溜まると、自律神経のバランスが崩れ免疫機能が弱くなることがあります。
その免疫機能の低下で少量の花粉でも症状を発症しやすくなるのです。お風呂で歌を歌ったり、ジョギングなど軽めの運動をして汗を流したりすることで、ストレスケアをしましょう。
おすすめ花粉症対策2つ目：対策グッズを使用する
おすすめの花粉症対策2つ目は「専用のグッズやアイテムを活用する事」です。
定番ではありますが、花粉症対策には便利なアイテムが色々と登場しています。ここでは、代表的なアイテムをご紹介していきます。
花粉症予防には、保護用ゴーグルがおすすめです。
通気口が空いているタイプが殆どなので、普段メガネをかけている人でもゴーグル部分が曇ることなく普段通りの生活を送ることが出来ます。
花粉症予防には、花粉症専用のマスクがおすすめです。
何層にもなっている専用のマスクは、小さな花粉粒子まで全て取り除いてくれるので、花粉を吸い込むことを防ぐことができます。ウイルス対策として使用されているウイルス専用のマスクでも、十分に同様の効果を得ることが可能です。
花粉症予防には、最近よく見かける透明のフェイスシールドもおすすめです。
フェイスシールドは、飛沫を通じて花粉が侵入することを防げるため、花粉症予防にも一定の効果があると言われています。花粉症シーズンは、風邪が流行するシーズンでもあるので、同時にウイルス対策にもなるのが助かりますね。
おすすめ花粉症対策3つ目：鼻炎薬を使用する
おすすめの花粉症対策3つ目は「鼻炎薬やアレルギー薬を処方してもらう事」です。
ドラッグストアやオンライン通販で販売されている一般薬や、専門医院に来院して薬を処方してもらうことで症状の改善が期待できます。
1. 一般薬を購入する場合
簡単に購入することができる一般薬は、大きく分けると「抗アレルギー薬」と「抗ヒスタミン剤」の2種類があります。
抗アレルギー薬は、効果が出るまでに一定期間が必要となる為、花粉症の症状が出る2週間程度前からの服用が必要です。
対して抗ヒスタミン剤は、症状が出てから飲んでもかなりの効果がありますが、強い眠気に襲われる副作用があります。
ご自身の体質や症状に合わせて、しっかりと種類を選ぶことが大切です。種類別のおすすめ花粉症用一般薬をご紹介しますので、内容をよく読んで理解した上で、利用してみてはいかがでしょうか？
● 抗ヒスタミン成分が、花粉やハウスダストによる鼻みず、鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー症状に優れた効果を発揮します。
● 脳に影響を及ぼしにくいため、眠くなりにくいアレルギー専用鼻炎薬です。
● 1回1錠、1日2回の服用で、効き目が1日続きます。
● ベクロメタゾンプロピオン酸エステルの働きにより鼻腔内のうっ血や炎症を抑え、鼻の通りをよくしてくれます。
● 一定量の薬液が噴霧できるスプレーです。一度スプレーした液は、容器内に逆流しませんので衛生的です。
● 抗アレルギー成分と抗ヒスタミン成分のダブル処方で目のかゆみはもちろん、充血、異物感などすべてのアレルギー症状に効きます。
● スムーズに点眼できるフリーアングルノズルで、どこでも簡単にアイケアできるので便利です。
2. 処方してもらう場合
専門医に相談する時間がある場合には、間違いなく内科や耳鼻咽喉科に来院されるとより効果的な薬を処方してもらうことが可能です。
病院でしか処方できない薬も沢山あるのと、そこでしか出来ない治療も施してもらえます。花粉症の症状は人によって、かなりの強弱があるため、あまりにも症状が強くて耐えられないという方は、専門医に診てもらい薬を処方してもらうことをお勧めします。
おすすめ花粉症対策4つ目：セルフケアを取り入れる
花粉症対策には、対策グッズを使用せずにお家にあるものなどを用いて、自分自身で症状改善に取り組むことも可能です。
花粉症の症状が出始める前・出始めた後に関わらず、セルフケアを日常生活に取り入れることで、つらい気分が軽減されるかも・・？
1. タオルで目を冷やす
まずは、タオルで目を冷やしてみましょう。花粉症で目がかゆくなる原因は、目の血管が拡張していることにあります。
目を冷たくしたタオルなどで冷やし、必要以上に血管が拡張することを防ぐことで痒みが抑えられます。
2. ツボを押す
身体のツボをピンポイントで押すことで、内臓の調子を整えることに繋がり、免疫力を高める効果があります。
主には、足の裏に効果的なツボが集中しています。下記よりいくつかご紹介いたしますので、ぜひ試してみてくださいね！
・足の指を回す
まずは、足の指をつまんで回してみましょう。
右回りをしたら左回りをするようにし、偏った回し方をしないことがポイントです。全ての指が滑らかに動くまで行ってください。
・足の指をおしもみする
続いて、足の指をおしもみします。上下左右から指でつまんで押してください。各指を10回程度行えばOKでしょう。
・足の裏の「湧泉」というツボを押す
最後に、足の裏にある「湧泉」というツボを押さえるのも効果的です。
湧泉は免疫力を高める効果があると言われているツボで、足の裏の人差し指と中指の間から土踏まずに向かって下ろしていき、足指を曲げたときに足の裏にできるくぼみの真ん中に位置しています。この湧泉を息を吐きながら3秒間押し吐ききったら指を離す。これを3回程度繰り返しましょう。
まとめ
2月から本格的に始まる花粉症シーズンに向け、自宅でも簡単にできる対処方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか？
これまでに花粉症の症状を体験したことのある方は、今年も高い確率で症状が発生することが予測されます。つらい症状が起こる前から、自宅でも様々な対処方法が出来るので、ご紹介した例を参考に早速始めてみましょう！
なかでも特に生活習慣の改善を行うと、健康面でも高い効果があり、症状を発症しにくくなります。普段から疎かにしていることが無いか、この機会に一度見直してみるのも良いかもしれませんね。花粉症シーズンが始まる前に、セルフケアをしてみましょう。
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