知れば知るほど面白い将棋
今にわかに、盛り上がりをみせるのが、将棋の世界!スポットが当たりづらかった将棋も、近年大活躍のプロ棋士・藤井聡太氏が話題となり、老若男女を問わず楽しめるゲームとして取り上げられています。
そんな将棋ですが、「ルールが分からない」「将棋って難しそう」という取っ付きにくい印象から、将棋で遊んだことがないという方も多いのではないでしょうか?
本ブログでは、将棋の基本ルール、将棋駒の種類と動き方、また話題の藤井聡太プロの凄さについて、詳しく解説!これをきっかけに、将棋の世界にどっぷりと使ってみましょう♩
将棋の基本ルール
将棋は、ルールを知らないと複雑そうに感じるゲームですが、ちゃんと理解していくと思っているよりも簡単にプレイできちゃうんです。
基本てきな将棋のルールや、勝敗の決め方、禁止されている行為などをご紹介していきます。少しずつ学んでみましょう!
1. 王将を先に取ったら勝ち
将棋のルールを、一言で言い表すならズバリ、先に王将を取った方が勝ち!
相手が持つ「王将(玉将)」を動けなくしたら勝ちとなり、これの状態を将棋用語で「詰み」といいます。
2. 相手陣地に入ったら駒を裏返して「成る」
相手の陣地(相手から見て3段目)まで進むことができたら、駒を裏返して本来よりも動きやすく便利な駒に変身することができます。
ただし、王将と金将は成ることができないので注意です!
3. 相手の駒を取って使うことができる
日本の将棋では駒の強弱に関係なく、同じマス目にぶつかった相手の駒を取ることができます。また取った相手の駒は「持ち駒」と呼び、自分の駒として使うことができます。
将棋の駒の種類と動き方
将棋の基本ルールを確認したところで、次は8種類ある各将棋駒の種類と動き方について、学んでいきましょう。
それぞれの動きをしっかりと覚えることができたら、いざ実戦!
王将
王将(おうしょう)は、全方向に動ける唯一の駒。
詰みになり動けなくなると負けになるこの駒は、タテ・ヨコ・ナナメの全方向に1マスずつ動くことが可能です。
飛車
飛車(ひしゃ)は、タテヨコに一直線に動くことが出来る駒。
タテとヨコの動きであれば、1回で他の駒にぶつかるまで、どこまでも進むことが可能です。
角行
角行(かくぎょう)は、斜め方向に一直線に動くことが出来る駒。
斜めの動きであれば、1回で他の駒にぶつかるまで、どこまでも進むことが可能です。
金将
金将(きんしょう)は、動かしやすい防御の駒。
自陣の守りに使える便利な駒で、タテ、ヨコ、ナナメ前に1マスずつ動くことが可能です。
銀将
銀将(ぎんしょう)は、相手に攻め入る攻撃の駒。
金将と違って、ナナメ方向にのみ進むことができ、ヨコと後ろには進めませんが、攻撃においては金将に勝るとも言われる駒です。
桂馬
桂馬(けいま)は、変わった動きで相手を惑わす駒。
タテに2マス、ヨコに1マス進むことができ、他のコマと違って周りに駒があったとしても、飛び越えることが可能です。
香車
香車(きょうしゃ)は、タテに一直線に動くことが出来る駒。
タテの動きであれば、1回で他の駒にぶつかるまで、どこまでも進むことが可能です。
歩兵
歩兵(ふひょう)は、タテに1マス少しずつ前進する駒。
タテに1マスしか進めない駒ですが、歩兵がうまく使えないと将棋には勝てないと言われるほどです。
将棋を楽しむためのマナー
ここまでで将棋をプレイする準備は整いましたね!
次は、将棋を楽しむ際に気をつけたい、幾つかのマナーをご紹介。マナーをきちんと守らなければ、対局相手に不快な思いをさせるだけでなく、反則となり敗北してしまうこともあります。しっかりとマナーを確認して、実戦に生かしましょう。
1. 挨拶をする
将棋のマナー1つ目は「始めと終わりに挨拶をすること」です。
将棋に限らず「宜しくお願い致します」と「ありがとうございました」の挨拶は基本ですよね。
また勝負が決した時には必ず「参りました」をはっきりと伝えるようにしましょう。負けをいつまでも認めない行為も、マナー違反とされる場合があるので、潔く負けを認めましょう。
2. 待ったを使わない
将棋のマナー2つ目は「待ったを使わないこと」です。
家族や友達同士で遊びとしてのカジュアルな対局であれば、「待った」を使っても全く問題ありません。
しかしながら、正式なきちんとした対局を行う時には待ったは無しです!一度、駒に触れて動かし始めたら、もう戻してはいけないので注意してくださいね。
3. 持ち駒を隠さない
将棋のマナー3つ目は「持ち駒を隠さないこと」です。
基本ルールの説明でもご紹介しましたが、相手の駒を取ると、自分の持ち駒にして、打ち手の中で駒を打つことが出来ますよね。その持ち駒は常に、相手に自分が何を持っているのかを、見せるのがマナーです。
4. 助言をしない
将棋のマナー4つ目は「助言はしない」です。
将棋の対局中は、第三者がプレイヤーに横から助言をしてはいけません。これは観戦者のマナーではありますが、真剣に対局している2人に対して失礼極まりない行為とされています。また「もっといい手があったのに、」などというヤジも厳禁です。
最年少プロ棋士・藤井聡太氏の凄さとは?
ここまでで、少しずつ将棋のことが分かってきましたよね。そんな将棋といえば、近年は藤井聡太プロの飛躍的な活躍が話題ですよね。
ネットニュースやテレビ番組でも報じられるほどで、将棋ブームが到来するのではと言われるほどです。人々を魅了する藤井聡太プロの凄さ、魅力、人気の秘訣など掘り下げていきましょう♩
1. 8割を超える勝率
藤井聡太プロの凄いところ1つ目は、8割を超える勝率です。
2020年6月までの戦歴は「178勝33敗の8割4分3厘6毛」となっており、6局のうち5局で勝ちを納めるハイペースさ。
将棋の世界で6割5分を超えると「タイトルに手が届くトップ棋士」、さらに7割を越えると「最強の棋士」と呼ばれますが、脅威の8割越えを記録する藤井プロは本当に凄いというのが、勝率から見てよく分かりますよね。
2. デビューから29連勝の記録
藤井聡太プロの凄いところ2つ目は、驚異の29連勝記録です。
2020年時点で20連勝以上の記録は将棋界で過去に5度しか記録されていません。そのうちの1回が藤井聡太プロの29連勝。
加えてデビュー戦からの29連勝という記録は前代未聞で、通常プロ対局の雰囲気にのまれ、緊張とプレッシャーで100%の力を出せないプロも多い中、強いメンタル力を持っている藤井プロには流石としか言いようがありません。
3. 詰将棋解答選手権5連覇
藤井聡太プロの凄いところ3つ目は、詰将棋解答選手権5連覇です。
詰将棋解答選手権では、詰将棋の課題を誰よりも早く解き続けるといった競技が行われます。
その大会で5連覇を成し遂げた藤井プロは、頭の回転が早く瞬時に判断する驚異的な思考力を持っているとしか言えません。対局の終盤時、最適な手を考え予測する能力は、ここで培われたのかもしれませんね。ちなみに第一回優勝時は、まだ小学生だったそう。
4. 素晴らしい人格
藤井聡太プロの凄いところ4つ目は、素晴らしい人格です。
これだけのスーパースターなので、インタビュー時にはかなり突っ込んだ質問を繰り出されることも少なくありません。そんな記者に対し、全く動じることなく適切な返答をしていく藤井プロの姿は圧巻でしかありません。経験豊富なビジネスマンよりも、受け答えが上手いのではないかと言われるほどです。
初心者が将棋を始める時の心得
心得1. 初心者が将棋を楽しむには、まずルールをしっかりと覚えて、各コマの種類や動かし方を徹底的に頭へインプットしましょう。
また好きなプロ棋士を見つけて、プロの差し方を良く観察することで、実際の対局の際に真似をして指すことも可能になります。
心得2. ルールを覚えられたら、次は将棋アプリやゲームを通じて隙間時間などに、実際プレイしてみましょう。
コンピュータとの対戦なので気兼ねなく何度も挑戦できますし、場所を問わずどこでも将棋が遊べる点もおすすめです!
心得3. ゲームでの将棋になれたら、最後は実際に対局をしてみることがが重要です。将棋仲間を増やしていきましょう。
一緒にプレイを楽しんでくれる仲間がいれば、もっともっと将棋を好きになる事が出来るはずです。
まとめ
「将棋に詳しくないけど興味がある」「長く遊べる娯楽が欲しい」などなど、いろんな理由から本ブログに辿り着いてこられたことでしょう。将棋初心者の方にもわかりやすく、将棋の基本ルールや各コマの種類などをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
今からでも基本をしっかり抑えることで、誰でも楽しむことが可能な将棋。プロの棋士の対局を観戦して、どんどん将棋をプレイしてみましょう。本ブログが、将棋を始めるきっかけになれば幸いです♩
▼ 将棋の関連グッズはこちらからご覧いただけます
随時更新していますので
お気軽にフォローよろしくお願いします♩