日本の陶芸文化と歴史
日本の陶磁器の歴史は、遥か昔の縄文土器にまで遡ります。埴輪や須恵器が誕生し、中国や朝鮮半島からもたらされた技術の影響を受けた新たな陶器が生産され、1610年代には日本で初めての磁器「伊万里焼」がつくられました。その伊万里焼はヨーロッパの王侯貴族たちがこぞって取り寄せるほど、世界的な注目を集めるに至ります。
大陸からの技術の流入や武家社会に欠かせない茶道とその発展を受け、時代とともに変化を遂げ、ときに不変のままでありながら、日本の陶磁器は何世紀にも渡り受け継がれてきました。
現代日本の陶磁器
2017年には、瀬戸焼、越前焼、常滑焼、信楽焼、丹波焼、備前焼が日本六古窯として日本遺産に認定されました。幾度の盛衰を重ねながら、日本の陶芸技術は発展し続けています。
古来より受け継がれる伝統的な焼き物のほか、個人作家により新たな視点で制作される作品など、今日も全国の陶窯でさまざまな陶磁器製品が生み出されていることでしょう。
ハンドメイドマーケット・minneでは、全国各地の陶芸作家が手掛けるさまざまな陶磁器を見つけることができます。素朴で奥ゆかしい"詫び寂び"を感じられる陶器から、洋風・モダンなエッセンスを取り入れた磁器まで、幅広い日本の陶磁器の世界をお楽しみください。
minneで日本の陶芸作品を探索する
花瓶・フラワーベース
日本の陶芸は、生け花・華道とも深い関係があります。華道のはじまりは平安時代~室町時代とされており、神仏に花をささげる「供花(きょうか・くげ)」がその原点であると考えられています。長い年月をかけ、美しい花々とともに多種多様な花瓶が生み出されてきました。

『白ライン 筒形花器01』
シンプルでミニマルなシルエットのこちらの花瓶は、白い釉薬(ゆうやく・うわぐすり)に繊細なシェブロン模様が施されています。モダンなお部屋へのスタイリッシュなアクセントになるでしょう。

『波佐見焼 wazan プリーツ・花瓶』
こちらのエレガントな小花瓶は、美しく愛らしいプリーツデザインが素敵です。穏やかで洗練された雰囲気のお部屋にぴったり。

『備前焼 花差し(大)』
地面の土を感じさせるこの備前焼の花差しは、素朴ながら自然の力強さを思わせます。3つの穴に細い枝や花を挿すことで、独創的な生け花を楽しむことができるでしょう。

『彩泥一輪挿し ブルー』
手作業で削り出されるざらつきのある質感が美しいこちらのベースは、不思議と堅牢さと優雅さの両方を感じさせます。受注制作のお品です。

『ねこ花瓶 よだれかけ』
素朴なペイントが施されたねこ型花瓶は、猫好きな人への贈り物にも最適です。

『陶器の花器《なみ》大』
より現代的で抽象的な作品をお探しの方は、ドライフラワー用にデザインされたこちらの花差しを気に入っていただけるのではないでしょうか。

『あめ色一輪挿し』
綺麗な琥珀色の釉薬が施された小さく素朴な花瓶は、懐かしい田園風景を思い出すような、抒情的な気持ちにさせてくれます。見事なデザインですね。
食器
日本で発展してきた陶磁器の多くは、元来日常で使用する実用品として誕生したものでした。ここでは、シンプルで素朴なものから現代的なかわいさのあるものまで、おしゃれな食器の数々をご紹介します。

『備前焼 飯碗(中)』
備前焼は古来より愛されれきた人気の焼き物です。土を焼いただけの素朴な雰囲気が特徴で、和食との相性が抜群です。

『トーンオントーン ボウルS 赤/マスタード』
鮮やかな色合いのお茶碗が好みなら、こちらの美濃焼もおすすめ。赤とマスタードの釉薬の掛け分けが特徴的です。

『ねこさん陶製デザートカップ』
ねこさんのゆる~い表情が愛らしいこちらのデザートカップは、どんなに冷めた心もあたたかく溶かしてしまうことでしょう。

『ローズマリー 茶碗』
ローズマリーの葉の模様がデザインされたこちらのお椀は、世代を問わずギフトにもぴったり。お味噌汁や小鉢に使ってもかわいいですね。

『乳白ご飯茶碗』
シックで洗練されていて、でもありきたりのモノクロームとも違う。そんな一品をお探しなら、このお茶碗があなたのダイニングに静かに力強い印象を与えてくれるでしょう。

『ねこ 掻き落とし 皿』
言うことなしの可愛さ。ん 猫ちゃん猫ちゃん!!

『KINTSUGI -karamatsu×tesuji-』
陶芸・金継ぎ・絞り模様という日本の高貴な工芸を合体させたよくばりプレート。本物の金継ぎではなく金継ぎ風ラインのデザインではありますが、鏡面仕上げで藍色とのコントラストが非常に美しい仕上がりとなっています。

『おしゃれ豆2連皿 和モダン』
小さめのシンプルな2連の仕切り皿です。程よい深さがあり、前妻の小鉢やたれ皿、薬味入れなど幅広く使うことができます。

『寄り添うモフモフ長毛猫さん 丸皿16cm(小)』
またも猫ちゃんのご登場!おっきなおめめのもふもふ2匹が愛くるしくこちらを見つめてきます。ふわふわな毛の質感がとってもリアル!

『27cmディナー皿(シルバーブラック)』
高級感のあるレストランのメインプレートに出てきそうなシックでモダンなプレート。照明を当てるとキラキラと反射し、お料理を豪華に引き立てます。使い込む中でより味わい深い色合いに変化していきます。

『トーンオントーン スクエアボウル グリーン』
お茶碗のカテゴリでもご紹介した、釉薬の掛け分けが特徴的なシリーズのスクエア皿です。カレーやパスタ、メインプレートなど使い方はあなた次第!
日本酒を嗜むなら、やっぱり徳利で。お猪口で少しずついただくもよし、ぐい呑みで豪快な晩酌を楽しむもよし。

『徳利 盃 セット』
落ち着いたブルーグレーが美しい徳利と盃のセットです。大人の憩いの時間にぴったり。

『「江戸猫」黄瀬戸上絵 徳利』
浮世絵に出てきそうな江戸の猫たちが描かれています。黄瀬戸釉と明るい上絵の組み合わせです、使っても飾っても楽しい作品です。

『三角徳利&盃』
陶器でお酒を飲むと、味がまろやかになったり香りが引き出されたりして、より美味しく感じられるとか。粋な黒い徳利とぐい吞で、どうぞ晩酌をお楽しみください。お酒好きな方や、父の日のプレゼントにもおすすめです。

『黄金窯変2024 わびとっくり』
わら灰釉薬のまったりした手触りが心地よく、使えば使うほど美しさを増す逸品。小さく見えてたっぷり入るこの徳利で、特別な時間を楽しんでみませんか?

『萌*徳利+お猪口 1点SET』
粉引のシンプルで洗練されたラインの徳利+猪口セット。丸みのある形状と、つるつるしっとりとした手触りが手に馴染みます。お猪口を徳利に重ねると、まぁるい卵型に。

『【容量600ml】 急須 ポット』
きれいな球体にデザインされたこちらのミニマルでマットな粘土製の急須には、超深型のステンレスフィルターが付属していてとっても便利。少量でもお茶を淹れることができて、洗浄もらくちんです。

『高資窯さんのつくる常滑急須 平丸 280cc』
この常滑焼の急須に使われている鉄分を多く含む土は、深く美しい黒の色合いを生み出すだけでなく、お茶の風味にまろやかな味わいをもたらします。初めて急須をお迎えする方にもおすすめ。
日本酒やお茶だけではありません。コーヒーや水、ジュースにビールまで、あらゆるシーンに最適な陶磁器があります。ぜひお気に入りの一品を見つけて、お家のリラックスタイムをさらに楽しくお過ごしください。

『ビヤカップ/フリーカップ(大/ホワイト結晶)』
華やかなホワイト結晶のビヤーカップです。手にも馴染みやすいデザインで、口元に釉薬が施されているため口当たりも快適。

『ビアカップ』
普段使いはもちろん、焼酎カップやビールカップとしておもてなし用にもぴったり。白伊賀・アイスブルー・アイスグリーン・なまこ・クリームの5色展開です。

『茶色と緑色のコーヒーカップ』
ブラウンとグリーンのバイカラーがかわいい、たっぷりサイズのコーヒーカップ。取手は持ちやすさを重視して太さと位置にこだわってデザインされているので、軽い持ち心地です。

『フリーカップ ふくろう』
ふくろうが絵付けされた小さなフリーカップです。一羽ずつわずか異なる表情に思わず見入ってしまいます。

『アキクサインコのマグカップ』
ポップなイラストが施されたマグも楽しいですよね。アキクサインコのグッズはなかなかお目にかかれないので、お好きな方に届きますよう。

『瀬戸焼 マグカップ 織部』
一方こちらはごくストレートにデザインされたシンプルなマグカップ。江戸時代後期より普段使いの器として作られてきた織部、暗緑色が特徴です。

『トルコ青フリーカップ』
酒器として作成されたもので、泡盛や焼酎のロックや水割りにちょうどいいグラスです。しっかりと施されたろくろ目が釉薬の濃淡とともに現れている、複雑な表面模様が美しい一品です。

『白猫のタンブラー』
ここにも猫ちゃんがやってきました!白ネコが黒地の土の粘土に張付けられツートンのタンブラーです。1点1点ネコの形や表情が微妙に違うため、世界に一つだけのタンブラーとして可愛がってあげてください。

『備前焼 湯のみ(大)【ろくろ目】』
使うほどに味が増す備前焼の湯のみです。ゆるやかなろくろ目が印象的で、シンプルで飽きのこない形が普段使いに重宝しそう。
箸置きをひとつ加えるだけで、食卓の光景がぐんと楽しくなりますよね。季節に合わせてみたり、その日の気分に合わせてみたり、お食事の名わき役といっしょに丁寧な暮らしを楽しんでみませんか。

『野うさぎの箸置き』
まるで絵本からぬけだしたような野うさぎの箸置きです。木製テーブルに馴染む、落ち着いた色合いが素敵。箸が転げ落ちないように、お腹の部分が低く作られています。

『クマのはしおきセット』
陶土製のクマの箸置きです。クロクマ・シロクマ・ツキノワグマ・ヒグマのかわいい4個セット。

『レンコン箸置き』
本物そっくりなレンコンの箸置きです。間違って齧らないようご注意ください!

『かぼちゃ半分 箸置き』
半分に切ったかぼちゃがかわいい箸置き。小さいけれど、中身の再現度が高くてすごい!置き物として飾ってもいいですね。

『陶器の椎茸2個セット』
こちら、箸置きとしても使える椎茸ですが、丸い形のお箸など種類によっては転げてしまい置けないかもしれません。それくらいまるっこくてかわいいフォルムをしています。ペーパーウェイトなどにもお使いいただけます。

『花柄 箸置き カトラリーレスト』
動物や食べものをかたどった箸置きばかりご紹介してきましたが、こうしたシンプルなデザインも乙なもの。広めの作りになっているので、お箸以外にもスプーンやフォークなどにお使いいただけます。

『TSUKI カトラリーレスト』
ここまでのラインナップは少々可愛すぎたでしょうか。エレガントでミニマル、そして実用性も抜群のこちらの箸置きがお好みに合うのではないでしょうか。
調理器具
お食事に使う陶磁器は、器だけではありません。こちらでは、キッチンで活躍する陶磁器製品をご紹介します。

『陶器おろし器』
食卓におろしたてをそのまま出せる、小ぶりな陶器のおろし器です。フルーツ柄とフラワー柄の華やかな2種類展開。

『蓋物 白マット』
多目的なキッチンの収納に最適な、シンプルなデザインの陶器コンテナです。ろくろで手作業で作られた一品。

『備前焼 蓋もの(サンギリ)』
土味が現れている備前焼の蓋付きの入れ物です。梅干しや調味料などを入れながら、経年による風合いの変化をお楽しみください。

『蓋物 黒土白マット』
シンプルでずんぐりとした形状のこちらの魅力的な容器は、クッキー、キャンディ、そのほか小さなお菓子を保存するのに最適です。

『蓋付き小物入れ 大〈palm leaves〉』
白磁にヤシの葉が絵付けされたハンドメイド作品。涼しげな色合いを冷蔵庫に入れて楽しむもよし、アクセサリーなどを入れてインテリアとして使ってもよし。

『カフェオレ色の陶器の蓋物(ssサイズ)』
落ち着きのあるアースカラーが素敵な、小さな陶器の蓋物です。ミニタッパーとして残り物の紅生姜や福神漬けなどを入れ、次の日にそのまま器として食卓にだしたりと便利にお使いいただけます。

『土鍋器(3合) -白マット-』
炊飯鍋・煮物各種・スープやシチュー・おでんやカレー・煮豆やお汁粉などの豆料理・お粥 etc……幅広くお使いいただける丸いフォルムがかわいい土鍋です。保温性に優れているので、じっくりことことお料理をお楽しみください。

『土鍋器(3合) -織部グレー-』
先ほどと同じ作家さんが手掛ける、形状違いの土鍋。幅広いお料理のお供として活躍してくれること間違いなし。

『ポットウォッチャー(フレンチブルドッグ パイド)』
猫ちゃんだけではありません。こちらは愛らしいフレンチブルドッグのポットウォッチャーです。お尻のシルエットもとってもキュート。はい、こちら猫ちゃんバージョンもございます。
アクセサリー
陶磁器ときいて真っ先にアクセサリーを思い浮かべる方はそう多くはないでしょう。ですが、小さな陶磁器パーツをあしらたったアクセサリーはそれはそれは綺麗で素敵なものです。

『かすり市松 陶器ピアス 波佐見焼』
陶器というと重いイメージがあるかもしれませんが、陶器アクセは軽くて身に着けやすいんです。陶器ならではの質感を楽しめるおしゃれなピアスはいかがですか?

『陶器ピアスorイヤリング 白ねこ×鈴』
ほらまたここにも猫ちゃん!白ねこをイメージした陶器のピアスorイヤリングです。 ねこに鈴がついており、つけて歩くとチリンチリンと可愛い音が鳴ります。

『材質が独特のセラミック製カフスボタン』
材質がユニークなセラミック製のカフスボタンです。色合いや模様がひとつひとつ異なるのが味わい深いですね。白のワイシャツに付ければ、注目してもらえるかもしれません!

『白斑柄の扁平長方形セラミックビーズ』
ランダムに入った白斑とつやめく光沢が個性的な、扁平角丸長方形の陶製ビーズです。白斑やツヤの出方の個体差に愛着が湧いてきます。
日用品
ここでは、寝室やバスルームで生活をサポートしてくれる、これまた実用的な陶磁器をご紹介します。

『電子レンジで温められる「陶器」の湯たんぽ』
こちらの陶器の湯たんぽは、布団の中にあって、違和感がなるべく少なくなるように薄型で、凹凸の無い形を目指して制作されました。湯たんぽの形状がしっくりこなくてお悩みの方には、こちらの美しい丸みの湯たんぽが最適かもしれません。

『九谷焼スプレーボトルとボンボニエール白粒セット』
石川県の九谷焼で作られたエレガントな2点セットです。スプレーボトル、ボンボニエールともに様々な用途にお使いいただけます。

『ソープディッシュ(カメ)』
半磁器土製のソープディッシュです。透明な翡翠色の釉薬が施されていて、優しい味わいがあります。

『歯ブラシたて さくらもち』
こちらはかわいくて美味しそうな歯ブラシたてです。ペンやリップ、コスメなど、何かしら立てて飾ることができます。表面に透明釉薬をかけて焼き上げられているため、ツヤッした仕上がりになっています。
置き物・オブジェ
信楽焼の狸や招き猫をはじめ、昔から日本人は縁起物としてさまざまな動物を陶磁器で表現してきました。お部屋や手洗い場のお供にぴったりの、かわいい相棒たちをご紹介します。

『スマいぬ』
スマいぬは、はるか昔から良き友・良きパートナーとして共に暮らしてきた犬の幸せを願って作られたシリーズです。振り向き姿がとても愛らしいですね。

『うさぎ 置物 餅つき 招福』
本金の杵を持った餅つきウサギの白磁です。干支のお正月飾りやお月見の飾りなど、招福アイテムとして飾ってあげてください。

『巳 カラフルタイプ 干支の置物』
2025年の干支、巳の陶器の置き物。カラフルな模様に華やかな金色で装飾されていて、財宝がいっぱい入った宝袋を守るように寄り添うかわいいお顔の白蛇です。

『焼締豚さんの置物』
最後に猫ちゃん……ではなく豚さんをご紹介!ドイツや中国など、世界各地で幸運のシンボルとされている豚の置き物は、プレゼントにもぴったりです。
陶芸で感じる和の心 まとめ
minneで販売されている、さまざまな陶磁器アイテムをご紹介してきました。重要な日本の文化として今日まで発展を遂げてきた陶磁器は、これから先も人々に愛され続けることでしょう。毎日の食卓や生活に寄り添い、温もりをもたらしてくれる手製の陶磁器をぜひ海外でもお楽しみください。minne公式サイトでは、まだまだたくさんの陶磁器をお探しいただけます。
minneは通常海外への発送に対応していませんが、ゼンマーケットを通してご注文いただくことで、簡単便利に日本の作家さんの作品を手にすることができます。サインアップがまだお済みでないかたは、わずか1分で完了する無料会員登録へお進みください。