ファッションに詳しい人は、日本のストリート系ブランドが世界でも非常に親しまれていることをよくご存知なのではないでしょうか。1990年代初頭にA BATHING APE(通称:BAPE)がストリート系のシーンに台頭して以来、日本のストリート系ブランドは世界中で一層注目されるようになりました。最近ではPewDiePieのような超人気YouTuberからシンガーソングライターのジョン・メイヤーまで、様々な著名人も着用しています。
今回は、長年のストリート系ファッション愛好家も、これからストリート系を取り入れようとしている人も、知っておきたい日本の最高のストリート系ブランドをご紹介します。
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1. KAPITAL

KAPITALは1980年代にデニムブランドとしてスタートし、国内で最も有名なストリート系ブランドの1つへと拡大しました。オーナー兼デザイナーは平田利清と平田キロの親子デュオで、それぞれのデザインが日本の伝統的な染色技術や工芸を確実に活用するものであるよう細心の注意が払われています。
アバンギャルドとホーボーの要素が融合した型破りなブランド美学を愛する、ちょっとした熱狂的なファンがいます。
KAPITALのさらに有名な製品として、デニム製品(ブランドの拠点が日本のデニムの聖地である児島にあるのを考えると納得ですね!)やリングコートなどがあります。KOUNTRYというサブレーベルも持っています。
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2. visvim

visvim(ビズヴィム)は、紹介するブランドの中で間違いなく最も有名な現代日本のストリートウェアブランドのひとつです。ブランドのファンには、カニエ・ウェスト、ジョン・メイヤー、ドレイク、エイサップ・ロッキーなどの有名スターらも含まれており、visvimの最も人気のある製品であるFBTシリーズを履きこなしている姿が目撃されています。
visvimはシューズメーカーとしてスタートしましたが、現在は創設者である中村ヒロキの旅から大きなインスピレーションを得たアパレルラインを展開しています。中村氏はデザイン面でも職人技に手間を惜しまず、希少なテキスタイルや手間のかかる手法を用いて、一流の製品を生み出しています。
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3. Cav Empt

Cav Empt(C.E / シーイー)は「caveat emptor」の略で、ラテン語で「買い手はご用心」という意味ですが、このブランドのアイテムを手に入れるのに何か用心が必要というわけではありません。
Cav Emptは先にも登場した有名YouTuber、PewDiePieのお気に入りブランドです。ブランドの背景にあるのは、BAPE のグラフィックデザイナーであるSk8thingと、ファレル・ウィリアムズのアパレルラインのクリエイティブディレクターであるトビー・フェルトウェルです。
つまり、Cav Emptのスタイルがレトロフューチャー的で大胆なデザインに基づいたコレクションであることは、彼らの影響によるものです。
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4. WACKO MARIA

WACKO MARIA(ワコマリア)は、引退した2人のJリーガープロサッカー選手が立ち上げたアパレルブランドです。東京・青葉台のバー「Rock Steady」からスタートし、やがて日本のメンズウェアブランドへと発展しました。
このブランドはロカビリーやラテンアメリカのスタイルといった音楽から多大な影響を受けていながら、デザインはユニークでキッチュかつ壮大です。 特に刺繍入りのボンバージャケットは大ヒットし、クラシカルな日本のストリートスタイルへの賛歌ともなっています。
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5. UNDERCOVER

ハイファッションとパンクストリートウェアを両立させたいなら、UNDERCOVER(アンダーカバー)が最適解です。「服ではなく、ノイズをつくる」というブランドモットーは、叛逆と破壊を核心に持つデザイン哲学を表しています。
創設者である高橋盾は、ポップカルチャーとパンクの美学を融合させ、今日最も影響力のある日本のストリートウェアブランドのひとつを生み出しました。NIKE、VALENTINO、Dr. Martens、Converseなどの超有名コラボレーションも数多く手がけています。
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6. Needles

Nepenthesの派生ブランドであるNeedles(ニードルズ)は、昔ながらのアメリカンミリタリーウェアやカジュアルウェアに大きな影響を受けています。Needlesのデザインは一風変わっていて万人受けはしないかもしれませんが、大胆なリメイク、現代的なデザイン、細部までのクオリティを愛する熱心なファンが多く存在します。
Nepenthesは友人同士である清水敬三氏と鈴木大貴氏によって立ち上げられ、Engineered Garmentsなど、人気のある他のレーベルも経営しています。
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7. YOHJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)

YOHJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)は最も有名な日本のファッションデザイナーの一人です。 このブランドは時代を超越したデザイン、シンプルさ、そして完璧なクラフトマンシップにより、日本のミニマリズム(いわば禅/Zenのこころ!)をレーベルに取り入れています。
非対称のシルエット、ドロップクロッチ、オーバーサイズのフィットなど、ドレープが多く取り入れられており、よりレイヤードしたスタイルを手に入れられます。
もしもクローゼットを明るくカラフルな雰囲気に保ちたい場合、このブランドはあまり向いていないかもしれません。ヨウジヤマモトでは、ドクターマーチンやアディダスを含むすべてのコラボレーションにおいても黒を基調としています。
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8. KURO

KURO(クロ)はそのまま「黒」を意味する、2010年にデビューしたばかりの比較的新しいストリートウェアブランドです。創設者である八ッ橋祐介は日本の職人技をレーベルの最前線に置き、頻繁に工場に足を運んでは自らも縫製を行うことで品質を確保しています。
八ッ橋氏のデザインはよりミニマリストでクリーンカットな傾向がありますが、その革新性は目を見張るものがあります。常に新しいオリジナル素材や縫製方法を開発し、コレクションを通じて日本文化を継承しようとすることで業界でも知られています。KUROの製品はすべて100%日本製です。
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9. FACETASM

YOHJI YAMAMOTOやKUROのミニマリストスタイルにピンとこなければ、FACETASM(ファセッタズム)が合うかもかもしれません。ブランドはあえて自らのジャンルをカテゴライズしていません。その代わり、各コレクションは毎回前期と異なる特徴が取り入れられ、創設者兼デザイナーの落合博通ならではの奇抜さを演出し続けています。
彼らのコンセプトは「HUMOR OF POP(服に遊びを入れることを忘れずに)」であり、これまでのコレクションを見るとまさにそれを体現しています。FACETASMのデザインには遊び心があり、大胆でユニークなものが多いのが特徴です。
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10. A BATHING APE(BAPE)

BAPEはおそらく最も有名な日本のストリートウェアブランドです。AAPE(by A Bathing Ape)とBAPY(Busy Working Lady)という2つの派生レーベルがありますが、メインレーベルのBAPEが最も有名です。
日本のストリートウェアにあまり関心がない人でも、同ブランドのカモフラージュ柄のアイテムをどこかで見たことがあるのではないでしょうか。その他の人気商品には、シャークパーカーや断熱スノージャケットなどがあります。
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11. BEAMS

BEAMS(ビームス)はバラエティ豊富なアパレル商品やライフスタイル雑貨など、多岐にわたる品揃えで知られるブランド兼ファッション系小売店です。1976年に設立されたBEAMSは日本のファッション業界の中心的存在となり、国内外のファッションレーベルを独自の品揃えで取り扱うことで知られています。
原宿に初出店した当初は、売り場面積約21平方メートルの小さな店としてスタートしました。当時の店舗名称は「American life shop BEAMS」で、品揃えはUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の大学寮の部屋を彷彿とさせるものでした。Tシャツやジーンズ、スケートボードなどを提供し、ファッションだけでなくライフスタイルのビジョンも打ち出しました。BEAMSはあらゆる年齢層をターゲットにしており、多くのサブレーベルを持っています。
BEAMSのブランド自体は、現代的でカジュアルなスタイルを特徴とする幅広い衣類やアクセサリーを提供しています。品質とクラフトマンシップにこだわりを持っており、作りの良いスタイリッシュな服を好む人に人気があります。
現在では女性向けの「Ray BEAMS」「BEAMS BOY」、アート志向の「International Gallery BEAMS」、Tシャツブランド「BEAMS T」、レコード店兼レコードレーベルの「BEAMS RECORDS」、東京のコンセプトストア「BEAMS JAPAN」「TOKYO CULTURE by BEAMS」といったように、非常に幅広く展開しています。
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12. EVISU

Evisu(エヴィス)は、高品質のデニム製品とストリート風のスタイルで知られる日本のファッションブランドです。1991年にデザイナーの山根英彦によって設立されたブランドで、商売繁盛の神としてお馴染みの「恵比寿神」に由来しています。デニム生地を手作りしたり、天然藍で染めたりするなど、細部へのこだわりと日本の伝統的な製造技術を使用していることで知られています。
エヴィスは象徴的なデニム製品に加えて、男性、女性、子供向けの幅広い衣料品やアクセサリーも手掛けています。ファッション愛好家から高い人気を誇るブランドで、東京、パリ、ニューヨーク、ロンドンなど世界の主要都市で展開されています。コレクションは日本の伝統的な文化や芸術からインスピレーションを得ていることが多く、大胆なグラフィックやパターンでも広く知られています。
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13. COMME des GARÇONS

COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)は、デザイナーの川久保玲が半世紀以上に渡り率いる日本のファッションブランドです。絶えず進化し、美とスタイルの伝統的な概念に挑戦することブランドとして定評があります。
COMME des GARÇONSは、COMME des GARCONS HOMME、Play Comme des Garçons、JUNYA WATANABE MANなど、男性、女性、子供向けの衣類やアクセサリーを含む複数のラインを展開しています。それぞれのラインに独自の美学がありますが、すべて革新的で進歩的なデザインが特徴です。
衣類に加え、ユニークで記憶に残るフレグランスの数々を発売し、香水の世界でもその名を轟かせています。東京、パリ、ニューヨーク、ロンドンなど世界の主要都市に店舗を構え、ファッション業界の世界的なプレイヤーとなっています。
超現代的なファッションや本当に珍しいものをお探しなら、COMME des Garçonsで最適なアイテムが見つかるでしょう。
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14. sacai

sacai(サカイ)は、デザイナーの阿部千登勢によって1999年に設立されたブランドです。阿部氏のファッションに対するユニークなビジョンと革新的なアプローチにより、sacai は日本のファッション業界で最も影響力のあるブランドの1つになりました。
sacaiのデザインは、スポーツウェア、ストリートウェア、ハイファッションの要素を組み合わせた、ハイブリッドで前衛的な美学で知られています。
阿部氏はシルエットを再構築しながらも対照的なテクスチャーで外観を補完することで、シルエットを保たせるデザインを好んでいます。3Dデザインを恐れることなく、スポーツウェアコレクションにも巧みに取り入れています。sacaiはモンクレール、Dover Street Market、ナイキとのコラボレーションで成功を収めています。
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15. HUMAN MADE

HUMAN MADE(ヒューマンメイド)は著名なファッションデザイナーであり音楽プロデューサーでもあるNIGOが手掛けるブランドです。このブランドは、アメリカンヴィンテージと日本のストリートウェアの影響をユニークにブレンドしたことで知られています。2010年に設立されたHUMAN MADEは、ノスタルジックでレトロな美学を備えた高品質の衣類やアクセサリーの製造に焦点を当てています。
HUMAN MADEはクラフトマンシップと細部へのこだわりを重視します。遊び心とノスタルジックなグラフィックをデザインに取り入れていることが多く、懐かしさと本物の感覚を呼び起こすような、ヴィンテージにインスピレーションを得た作品で熱心なファンを獲得しています。
また、他のブランドやアーティストとのコラボレーション、限定版のリリースはHUMAN MADEのファッションに対する共通の特徴です。日本のみならず海外でも強い存在感を示し、現代のストリートウェアやファッションカルチャーにおいて注目すべき存在となっています。
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16. NEIGHBORHOOD

NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)は1994年にデザイナー滝沢慎介によって設立された日本のストリートファッションブランドです。 このブランドは、高品質の素材と製造技術の使用に重点を置いていることで知られています。
NEIGHBORHOODは、UNDERCOVER、WTAPS、BAPE などの大手ファッションブランドを生み出した「裏原宿」と同じファッションシーンから誕生しました。
他のストリートウェアブランドと同様に、NEIGHBORHOODは文化的参照と説得力のあるストーリーテリングを巧みにブレンドし、新しいコレクションごとに一貫性を示しています。このブランドは、生産のあらゆる段階における品質管理に細心の注意を払っています。
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17. Y-3

Y-3(ワイスリー)は著名な日本のデザイナー山本耀司(YOHJI YAMAMOTO)とアディダスとのコラボレーションにより生まれたハイエンドファッションブランドです。Y-3という名前は、Yohjiの「Y」とadidasの象徴的なスリーストライプスを組み合わせたもので、ユニークかつすぐに認識できるブランドアイデンティティを生み出しています。
2002 年に設立されたY-3は、前衛的なファッションとスポーツウェアの要素の融合で知られています。このブランドのデザインは、オーバーサイズのシルエット、ミニマリストの美学、単色のカラーパレットを特徴としており、山本耀司の特徴的なスタイルを反映しています。このようにハイファッションとスポーツウェアの境界を再定義することに影響を与えてきました。
機能性、革新性、現代性を重視し、男性と女性の両方に向けたニュートラルでユニセックスな衣類、履物、アクセサリーを幅広く提供しています。ブランドは世界的にも存在感を示し、ラグジュアリースポーツウェアの象徴となっています。
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18. mastermind JAPAN

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