日本のフィギュアは非常に多種多様で、「集めやすい低価格のフィギュア」から「3桁万円の1/1スケールフィギュア」まで、幅広いラインナップで製造されています。
集めて可愛い小さなデフォルメフィギュアや、パーツを好きに取り換えて遊べるアクションフィギュアなど、好みに合わせてチョイスできるのも、フィギュアを収集したくなるポイントですよね。
そんな幅広いラインナップのフィギュアは、メーカーごとにさまざまなシリーズが登場しているので、どれがどのフィギュアと同じブランドなのかと混乱してしまうこともあるのではないでしょうか?
今回は、プライズ/店舗販売、デフォルメ/等身、といったフィギュアのおおまかなカテゴリ別に、定番で人気のあるフィギュアシリーズをご紹介します!
フィギュアの分類
日本で販売されているフィギュアは多数ありますが、その数の多さでおおまかに分類すると、ゲームセンターのクレーンゲームや一番くじの景品として手に入るプライズフィギュアと、お店が仕入れて販売する流通するフィギュアの2つに分けることができます。
これとは別に、等身の低いデフォルメされたフィギュアをデフォルメフィギュア、等身の高いフィギュアのうちスケーリングされたものをスケールフィギュア、そうでないものをノンスケールフィギュアとして分類します。
さらに、可動部のあるフィギュアを可動フィギュア / アクションフィギュアと呼び、無可動のものはスタチューフィギュアと呼ばれることもあります。
こちらの記事では、はじめにプライズフィギュアを紹介したのち、等身の低いデフォルメフィギュア、動かして遊べるアクションフィギュア、そしてクオリティの高いスケールフィギュアの順に、どのようなシリーズがあるのかを見ていきたいと思います。
プライズフィギュア

プライズフィギュアの主なメーカーはセガ、タイトー、フリュー、バンプレストなど、昔からゲームセンターの筐体や景品を製造していた各社がシェアのほとんどを占めています。
ゲームセンターの景品は原価上限価格が1,000円と法律で定められているため、クオリティがものすごく高いわけではないものの、入手のしやすさや価格帯から非常に人気があり、コレクターも多いのが特徴です。
ご存知の方も多いかと思いますが、こうしたプライズフィギュアは専門の通販サイトやメルカリで手頃な価格で購入できる場合がほとんどです。ゲームセンターでは下手をすると4、5千円、もしくはそれ以上かかってしまう景品も、多くは送料込み1,500~2,500円程度で販売されています。
ただし物流サイクルが非常に速いため、人気のフィギュアはすぐに高騰してしまったり、時期を逃すと製造数の少ないものはなかなか見つからない……なんてことも少なくありません。そんなスピード感もプライズフィギュアの醍醐味と言えるでしょう。
そんなプライズフィギュアのシリーズは無数に存在していますが、中でも定番で人気なのが下記の面々です。
(商品例:Luminasta“初音ミク” ProjectDIVA15thVer.|セガプラザ)
「Luminasta」は、"宝石の輝きのごとく、ひとつひとつが特徴を持つフィギュアブランド"をコンセプトに、セガが展開するハイクオリティなプライズフィギュアブランドです。
SPY×FAMILYや推しの子などの人気アニメのほか、マーベルキャラクターやジュラシックワールドの恐竜たちなど幅広い作品のキャラクターを立体化しています。新作の登場ペースも非常に速く、2024年9月には12種類のフィギュアが順次ゲームセンターに登場します。
(商品例:ワンピース Grandista-RORONOA ZORO-|バンプレストナビ)
「Grandista」は、バンプレストによる"サイズから彩色まで、フィギュア製作すべてにおいて限界までクオリティを極めた全てが桁違いのフィギュアブランド"です。先ほどのLuminastaと名前が似ていますが、メーカーは異なります。
NARUTOやジョジョ、ワンピースといったジャンプ作品を主に扱い、キャラクターたちの力強い存在感を見事に立体化しています。
(商品例:Trio-Try-iT Figure ーマンハッタンカフェー|Furyu)
「Trio-Try-iT(トリオトライト)」はフリューが手掛ける"ユーザーの目を惹く圧倒的に造りこまれた造形・彩色で展開する、チャレンジングかつ魅力的なフィギュア"です。
そのコンセプトに違わず、躍動感のある髪の造形や透明感のある塗りは時にプライズと思えないほどクオリティが高く、プライズフィギュアメーカーながらスケールフィギュアの販売も行うフリューならではの技術力を感じさせられます。
(商品例:Fate/Grand Order ぬーどるストッパーフィギュア ーアサシン/光のコヤンスカヤ(最終再臨)ー|キャラ広場)
通称「ぬースト」として知られるこのフィギュアシリーズは、フィギュアをカップ麺の蓋に乗せたり、机や棚にひっかけたりとさまざまな飾り方ができるフリューのオリジナルフィギュアシリーズです。
椅子に座ったときのように脚を下ろすポーズのほか、しゃがんだり三角座りをしたりと、フィギュアによって異なるポージングがかわいい人気シリーズです。
※「ぬーどるストッパーフィギュア」はフリュー株式会社の登録商標です。
(商品例:TVアニメ「SPY×FAMILY」ちょこのせ プレミアムフィギュア(アーニャ・フォージャー)なつやすみ|セガプラザ)
"ちょこんと座る姿がかわいい"「ちょこのせ」は、セガのフィギュアシリーズです。ぬーストと同じく、色々な場所に飾れる手軽さとポージングのかわいさで人気を集めています。
最近では座りポーズだけでなく"寝そべりポーズ"のラインナップも増え、ますますシリーズの広がりを見せています。
(商品例:僕のヒーローアカデミア Q posket-轟焦凍-Ⅱ|バンプレストナビ)
「Q posket」のQはクオリティを、posketはフィンランド語でほっぺたを意味する、バンプレストの愛らしいコレクションフィギュアブランドです。ドールのような大きく艶のある瞳とふんわりとしたほっぺたの質感が特徴的なデフォルメフィギュアです。
セーラームーンシリーズやディズニープリンセスといった可愛い女性キャラクターが目を惹きますが、鬼滅の刃や呪術廻戦、NARUTOやヒロアカなどジャンプ系の作品からのラインナップも非常に豊富です。
(商品例:怪獣8号 ひっかけフィギュア①|キャラ広場)
「ひっかけフィギュア」はその名の通り、いろいろな場所にひっかけて飾れるデフォルメフィギュアシリーズです。等身の高いフィギュアはスペースの都合や家族の目が気になってなかなか手が出ない……という方でも、これくらいのサイズ感ならと集めることができる、幅広いアニメファンに人気のあるシリーズです。
正面のお顔だけでなく体も丁寧に造形されていて、キャラクターのひとりひとりの性格を表すような脚のポージングも見どころです。
※「ひっかけフィギュア」はフリュー株式会社の登録商標です。
メーカー別の主要なプライズフィギュアシリーズ
これらのほかにも、ドラゴンボールやヒロアカ、鬼滅の刃などの熱い戦闘シーンを専門とするシリーズの数々や、女性キャラクターのくつろぐ姿を切り取ったRelax timeなど、さまざまなコンセプトに沿ったフィギュアが続々開発されています。
今後の商品展開にも要注目ですね!
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デフォルメフィギュア
次にご紹介するのが、2~4等身ほどにかわいくデフォルメされたキャラクターたちのフィギュアです。価格帯は1,000~3,000円程度で、店頭販売されているフィギュアの中でも比較的安価で手に取りやすく、ランダム商品として販売されているものが多いことも特徴です。
同じシリーズで並べて飾ったり、ぬいぐるみのようにポーチに入れて連れ歩いたりと、さまざまな方法で楽しまれています。
(商品例:デフォルメフィギュアシリーズ「HELLO! GOOD SMILE」より5種類の新作が発売開始|PR TIMES)
「HELLO! GOOD SMILE」は、グッドスマイルカンパニーが手掛けるデフォルメフィギュアシリーズです。首を左右に動かすことのできる、遊び心のあるフィギュアです。
キルラキルやプロメア、エヴァンゲリオンなど数々のアニメーション作品で活躍するアートディレクター・コヤマシゲト氏によるクリエイティブディレクションのもとシリーズ展開が行われています。
(商品例:るかっぷ ハイキュー!! 及川 徹/岩泉 一 ユニフォームVer.|プレミアムバンダイ)
「るかっぷ」はフィギュアメーカー・メガハウスによるソフトビニール素材の新感覚フィギュアシリーズです。るかっぷ(=Look up)という名前の通り、大きな目で見上げるような上目遣いのポージングが特徴で、机の上などに飾ったときに目が合いやすくなっています。
首の角度や向きを変えることができることや、ちょこんとしたシルエットながら存在感のあるサイズが魅力です。
(商品例:PalVerse Palé. 【推しの子】|PalVerse公式サイト)
「PalVerse(パルバース)」は、ブシロードから誕生した新しいフィギュアブランドです。"手のひらサイズの新世界"をコンセプトに、アニメ・ゲーム・VTuberなどのキャラクターを次世代のデザインで表現しています。こちらは誰が出るかは分からないブラインドボックスの商品です。
派生シリーズとして、パレットから飛び出すカートゥーンアニメのようなデザインが特徴の「PalVerse Palē.」があり、こちらはキャラクターを選んで買えるオープンパッケージで販売されています。
(商品例:SKULLPANDA The Sound シリーズ【アソートボックス】|POP MART)
POP MARTは中国のアートトイメーカーです。様々な国のクリエイターとコラボして製作される高品質でデザイン性の高いデザイナーズトイが、今世界中でコレクターを増やしています。商品は主にブラインドボックス販売で、
SCULLPANDAやAZURA、MOLLYなどアーティストによるIPデザイン商品のほか、ディズニーやマーベル、ミニオンなどの有名なキャラクターIPとのコラボ商品も人気があります。
世界中の多様な有名ブランドや企業とのコラボによって特に若い世代にリーチを広げており、大きく成長しているメーカーです。
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アクションフィギュア
アクションフィギュアとは、身体の関節部分などに可動するパーツが使われていて自由にポーズをとらせることのできるフィギュアです。表情パーツを含む非常に豊富なパーツが付属しており、好きなように組み合わせることで思い思いのポーズを楽しむことができます。
スケールフィギュアを集めずに、こうしたアクションフィギュアのみをコレクションしてポージングや撮影を楽しむ方もいます。
(商品例:ねんどろいど 初音ミク 中秋明月Ver.|GOOD SMILE COMPANY)
ご存知の方もきっと多い「ねんどろいど」は、アニメやゲームのキャラクターや実在の人物までを2.5頭身にかわいくデフォルメしたフィギュアです。グッドスマイルカンパニーの看板シリーズのひとつで、シリーズ累計数はなんと2,500種類にも上ります。
等身の高いねんどろいどどーるや、座りポーズがかわいいねんどろいど Swacchao!など、シリーズラインナップも豊富で遊びの幅は無限大です。
ネットには「フィギュアは1体買うと仲間を呼ぶ」なんて都市伝説がありますが、特にねんどろいどはその傾向が強く、思わず集めたくなってしまうかわいさに多くのファンが虜になっています。
価格帯は5,000~8,000円ほどで、特殊なボディや大きな付属パーツのあるキャラクターは価格が高くなる傾向にあります。
(商品例:Figuarts mini スレッタ・マーキュリー|魂ウェブ)
「Figuarts mini」はバンダイスピリッツが手掛けるデフォルメアレンジフィギュアシリーズです。キャラクターの魅力を手のひらサイズにぎゅっと凝縮し、生き生きとした瞳やシンプルな可動でコレクターを魅了します。
全長はねんどろいどと同じくらいですが、Figuarts miniの方が頭部が小さくて等身が高く、ねんどろいどの方がパーツが多くより可動させやすいといった違いがあります。可動性能に違いがある分、Figuarts miniの価格は3,000~3,500円とより手頃です。
なお、ねんどろいど、Figuarts miniともにデフォルメフィギュアにも該当しますが、アクション要素が大きいことや価格帯からこちらのカテゴリに含めました。
(商品例:figma マルシル|GOOD SMILE COMPANY)
マックスファクトリーが開発を手掛け、グッドスマイルカンパニーが販売を担う「figma」は、"よく動く、キレイ"をコンセプトに、PVCスタチューの「美しさ」と可動フィギュアの「可動」の完全両立を目指して生み出されるアクションフィギュアシリーズです。
figmaは現在600種類以上のキャラクターがラインナップしています。16年前のシリーズ発売当初は3,000円ほどであった価格が2024年8月現在では約10,000円とかなり値上がりしているものの、造形クオリティも上がりますます根強い人気を見せています。
フィギュアにはパーツがたくさん付属しているため、保管には注意が必要です!
(商品例:S.H.Figuarts デッドプール(デッドプール&ウルヴァリン)|魂ウェブ)
"可動によるキャラクター表現の追求"をテーマにフィギュアの技術を凝縮した、バンダイスピリッツが手掛ける手のひらサイズのフィギュアシリーズです。
ラインナップは非常に膨大で、仮面ライダー、スーパー戦隊、プリキュア、ドラゴンボール、スターウォーズ、ウルトラマン、マーベルといった有名タイトルをはじめ、大谷翔平選手や堀米雄斗選手といった今を時めく実在のスターまでをも立体化しています。
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スケールフィギュア
(商品例:『Fate/Grand Order』アサシン/カーマ(最終再臨)|メディコスオンラインショップ)
実際のキャラクターの等身バランスを忠実にスケーリング、縮小させたものをスケールフィギュアと呼びます。反対に、元となるキャラクター設定の縮尺を保っていないものをノンスケールフィギュアと呼びます。ねんどろいどのようなデフォルメフィギュアも、ノンスケールフィギュアの一種と言えます。
スケールフィギュアの一番の特徴は、キャラクターの設定を忠実に精密に再現することによるクオリティの高さです。1/7もしくは1/8スケールのフィギュアが多いですが、1/12から1/1までサイズ感はさまざまです。
プライズフィギュアの多くはノンスケールフィギュアで、店頭販売される高額なフィギュアの多くはスケールフィギュアですが、必ずしもその通りではありません。グッドスマイルカンパニーのPOP UP PARADEや、アニプレックスのConofig、フリューのTENITOLはノンスケールフィギュアです。
また、スケールフィギュアは特定のシリーズ商品ではないことも多く、例えば上記の画像のフィギュアの場合、「メディコス 『Fate/Grand Order』 アサシン/カーマ(最終再臨) PVC&ABS製 塗装済み完成品フィギュア」といった商品名で販売されています。
今回は、そんなスケールフィギュアの中でもシリーズ化されているものをピックアップしてご紹介します。
(商品例:超激戦]ポートガス・D・エース-ONE PIECE バウンティラッシュ 5th Anniversary-|魂ウェブ)
S.H.FiguartsやFiguarts miniと同じくバンダイスピリッツが手掛ける、無可動フィギュアシリーズです。造形・彩色・エフェクトにこだわって造られていて、キャラクターの攻撃エフェクトを立体化させている点が大きな特徴です。
(商品例:Precious G.E.M.シリーズ BLEACH 黒崎一護 千年血戦篇|プレミアムバンダイ)
「G.E.M.シリーズ」は、メガハウスが展開するハイクオリティフィギュアシリーズです。長年数多くの人気キャラクターを安定したクオリティで販売おり、高い評価と信頼を得ています。
G.E.M.シリーズのなかでも、「てのひら」「RUN! RUN! RUN!」「EX」などさらに細かくライン分けされている商品もあります。
(商品例:ARTFX J ヴァッシュ・ザ・スタンピード リニューアルパッケージver.|コトブキヤ)
元々「ARTFX」はコトブキヤのオリジナルコンセプトによるダイナミックフィギュアとして、アメコミや洋画のキャラクターのフィギュアを製作するブランドでした。
そして、"日本から生まれた名作達を形にして、世界中のファンの方に届けたい"という思いのもと新たに生まれたブランドが「ARTFX J」です。
スケールフィギュアを購入する
まとめ フィギュアの集め方はあなた次第!
たくさんのフィギュアシリーズを紹介してきましたが、気になるものは見つかりましたか?
小さく手頃で集めやすいものから、大きくて非常にハイクオリティなものまで、日本ではいろんなニーズに適うフィギュアがたくさん流通しています。
ねんどろいどを集めてカスタマイズを楽しむもよし、ハイエンドなフィギュアを厳選してお迎えするもよし、十人十色の楽しみ方であなただけのフィギュアライフを満喫してください!
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