商品描述

新潟県の浄土真宗本願寺派・円光寺の住職、徳山啓基に宛てている。

①     昭和35年12月24日

正月用のお餅を沢山もらったことを感謝しているハガキ。

「比叡山建立道場 葉上照澄」と署名している。

建立道場は比叡山延暦寺東塔無動寺谷にあった。

②     昭和38年元旦

住所が「大津市下坂本 東南寺」になっている。

このころ葉上照澄は東南寺住職を務めていた。

自筆で「何卒御気らく」と記している。

③     昭和39年元旦

自筆で「御気らく」と記している。

葉上 照澄（はがみ しょうちょう、1903年8月15日 - 1989年3月7日）

天台宗の僧侶、千日回峰行大行満大阿闍梨、大僧正。比叡山延暦寺長﨟で初代印度山日本寺竺主および世界連邦日本宗教委員会会長を務めた。世界平和のためには宗派を超えた宗教者の連帯が必要との持論から、世界宗教サミットを発起・開催した。

南海ホークス時代の野村克也の後援会長も務めていた。

東南寺

とうなんじ

大津市下阪本三丁目の戸津（とづ）ヶ浜にある天台宗の寺院。最澄が創立したと伝え、元亀の兵火で焼失したが、のち再興された。一名を今津堂と称されるのは、再興ののち荒廃したので、寛永十五年（一六三八）比叡山の衆徒が近江国高島郡今津にあった堂を移して本堂にあてたことに由来する。毎年七月十五日より同二十四日まで行われる戸津説法は、これに指名されることは天台座主の登竜門といわれ著名である。本尊釈迦像の両脇に最澄の両親の像が安置される。

(『国史大辞典』)