人物移動の目撃で犯人所在を相談(英語説明書なし)
『目撃者たちの夜』は、洋館内での殺人事件を題材に、1人ずつ【人から回ってきた人物カード1枚と山札から引いた人物カード1枚のうち、1枚を自分に、もう1枚を人に回す】を繰り返したのち、各自の目撃証言を元に相談することで、殺人鬼カードの所在特定を推理するゲームです。
物語
ある夜、遠く人里離れた山奥の館に招待された客人たち。ところがその夜、主催者である館の主(あるじ)が何者かによって殺されてしまいました。殺人鬼はたしかに今夜の客人たちの中にいるはずで、このままでは恐ろしい殺人鬼によって皆殺しにされてしまいます。客人たち全員で相談し、殺人鬼と疑わしき人物を投票で決めて、地下にあるボイラー室に朝まで拘束しようとまとまりました。全員で、主が殺された直前の目撃情報を報告しあって相談・推理し、みごと殺人鬼を見つけ出せるでしょうか?
全員が目撃者・絡み合う思惑
1人ずつ代わりばんこに、客人や殺人鬼など、直前の人から渡された人物カード1枚と、山札から引いた人物カード1枚を天秤に掛け、どちらか1枚は確保して自分のキャラクターとし、もう片方の1枚は次の人を指名しては渡す、…を繰り返していきます。全員に行き渡ったら、全員でどの人物カードが誰のところから・誰のところまで移動したか、の目撃情報を報告・相談しあい、殺人鬼の所在を推理します。
かたや、殺人鬼やその仲間を自分として選んだ人たちは、誰が殺人鬼なのかを当てられないように、ウソの目撃情報を流して他の人が疑われるように仕向けなければなりません。
ゲームの終わり
話し合い後の投票により、最多投票を殺人鬼に集められれば全員の勝ちで殺人鬼とその仲間の負け。そうでなければ全員の負けで殺人鬼とその仲間が勝ちです。
★おすすめ
各自が断片的に持っている目撃情報をもとに相談しながら、矛盾する目撃証言が発生したときに、そこ近辺の人が疑わしいことは判りつつも、誰の証言を信じていいのかの疑心暗鬼でドラマを生むのが楽しいゲームです。
「自分の役割を偽る人を見抜く」ことから、よくある人狼系ゲームの類と思われがちですが、趣はかなり異なるゲームです。司会者も不要、目をつぶるのも不要で、全員が必ず少しずつ何らかしらの情報を持っているために、相談のときに「何かしら言うことがある」ので、各自が自分の意思で推理して決められる楽しさと気楽さが魅力です。
また、使用する人物カードの組み合わせで構成されたレベル1〜8の章立てにより、段階的に、またメンバーやシチュエーションに応じて多様な遊び方ができるようになっているのもポイントです。
1ゲーム5〜10分と短い時間で何度も手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとしてかなりおすすめです。
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