限定500部 大型図録本 稗田一穂画集 フルカラー作品集 日本画 風景画 花鳥画 山水画 83点
稗田一穂 著
朝日新聞社 発行
昭和58年初版
約35x27.5x4.5cm
2
函入 布張り上製本
定価 84,000円
フルカラー
※限定500部(奥付に通番入)
※絶版
幻想性と詩情性をあわせもつ作品を発表し、昭和~現代にかけてに活躍した日本画家、文化功労者、
稗田一穂の昭和11年~昭和58年の作品を集めた大型図録本・作品集・画集。
全作品カラー図版を83点収録した豪華愛蔵本。
500部限定出版。
大きい図版で、限りなくオリジナルに近い写真・昭和末期の高度な印刷技術で再現された本物作品を多数細部まで観ることができます。各作品の製作年、出品展、材質、寸法、所蔵先収録、詳細な年表、参考文献リスト、論考テキストも内容充実。
現在、稗田一穂に関する本は類書も少なく、愛好家、収集家必携の大変貴重な資料本です。
【稗田 一穂】
(ひえだ かずほ、1920年8月23日 - 2021年3月23日)日本画家、文化功労者。東京芸術大学名誉教授。女子美術大学大学院客員教授。創画会会員。
和歌山県西牟婁郡田辺町(現・田辺市)生まれ。父はデザイナーの稗田耕一(号・彩花)。その後大阪に転居、9歳から阿倍野橋洋画研究所に通う。1933年、大阪市立工芸学校工芸図案科に入学。卒業後上京、東京美術学校日本画科に入学。1943年、戦時体制のため繰上げ卒業。その後山本丘人に師事。
戦後1948年、丘人、上村松篁らが創造美術を結成し、第1回展より出品、奨励賞受賞。1951年、創造美術と新制作派協会が合併し新制作協会日本画部が発足、会員に推挙される。1966年から1968年まで法隆寺金堂壁画再現模写に従事。1970年東京芸術大学美術学部日本画科助教授、1972年教授。1974年新制作協会を脱退、創画会を結成。1985年和歌山県文化賞および田辺市文化賞受賞。東京芸術大学芸術資料館館長となる。1988年東京芸術大学を退官、同大学名誉教授となる。1991年日本藝術院賞・恩賜賞受賞。1994年から2007年まで女子美術大学大学院教授。1995年勲三等瑞宝章受章。2001年文化功労者。
2021年3月23日、老衰のため東京都内の病院で死去。100歳没。叙従四位
【目次】
近影
作品
稗田一穂の芸術
稗田一穂に関する参考文献
稗田一穂 年譜
【凡例】より
本画集は昭和五十七年十月、和歌山県立近代美術館で開催された「稗田一穂展」をもとに、昭和十一年、大阪市立工芸学校在学中の「初夏の庭」より昭和五十八年三月、第九回春季創画展出品作「春苑」までの主要作八三点を回顧・概観しうるよう編集された。
収録作品はすべて全図を掲載し、収録作品の選定は画伯の自選によった。
図版説明の順序は、図版番号・画題・制作年・初出展覧会名・材質・表装・寸法・所蔵者とした。ただし、所蔵者名は公的なものに限った。
図版の掲載順は制作年度順に、同年度内ではできうる限り発表順に配列した。
【図版目録】より
初夏の庭
温室
昼の波止場
午後
東北の秋
羽黒の御塔
秋の風景
鳥
魚の群れ
鸚鵡と花
みみづく
そよ風
湿地
奇異鳥
LAKE SIDE
豹のいる風景
くまたか
青柳のかげに
からす
かんむりづる
ふさほろほろ鳥
汀
鷲と岩
荒原
羽搏
羽化
囁く鳥達
睨
水影
流翳
薄氷
流淵
耀映
凍雪
寂洸
雨昏
秋湖
月昂
小漣
幻映
流紋
春恨
花精
蒼壁
夕輝
月下
霧の海
霧を渡る蝶
春野
月響
朧春
磯風
晨雪
舞う雪
夏野
首夏
海の詩
花冷え
氾濫
群鶴
弥生月
晩春
蒼穹
幻想那智
惜春
凍流
浮雲
春の雪
時雨る湖
氷雨
弥生
走る雲
夕雲
雨気
夏去る
神瀑
耀る海峡
帰り路
雪嶺
雨晴海岸
朧
孔雀と女
春苑