maxell UDⅡ ハイポジションカセットテープ 10本パック 未開封保存品です。
当時購入した物をカメラ用の防湿保管庫にて大切に保存している物です。
カセットテープが(デッキと共に)最も高品質な物が出揃っていた最後の時期に
色々なメーカーのテープを買い揃えて楽しんでおりました。
出品のUDⅡはハイポジションテープの中でランク的には中クラスでしたが、
最も売れたテープでもあったので品質的には大変安定感があり安心して使うことができます。
また、今となってはですが、当時の最上級クラスのテープは、各社大変力を入れて
これでもかというくらい「新素材ハーフ」だの「新磁性体」そして「新技術のコーティング」等々と
大々的に競っていましたが、中にはそれが災いして「経年変化」で悪さを起こす物があるようです。
具体的に挙げてしまうと色々差し障りがあるので触れませんが、オープンリールほどではないにしろ
ヘッドタッチに問題が出る物や、走行が不安定になる物、ヘッドとの間で共振を起こしたり
張り付いてしまう物もあり閉口します。。。
まぁ、オープンリールではかなりの確率で発生し、鏡面仕上げをうたっていてもそれが何故か大抵抗になり
ヘッドに張り付いて「キィ〜ィィィッ!」という強烈な音を発生したり、ヘッドにバインダーもろとも
磁性体が糊のようにネチネチにくっ付いて走行不能になるなど、大変な悪さをします。
このUDⅡはその辺りの心配は全く無く、非常に無難な造りで極めて安定していると思います。
また46分テープは、当時の事を知る世代の方には説明不要ではありますが、「貴重なレコード」からの
ダビング用に重宝した尺が46分でした。
コレはCDが普及した(というよりももう廃れつつある?)今では残念ながら入り切らない長さですが、
CDは予備にダビングする必要も無いですし、借りたCDはPCで簡単にダビングでCDに焼ける
(ダメなんでしょうが)ので。。。
個人的な好みではありますが、46〜60分までのテープが大入力録音でも長期間転写も少なく
音質的にも厚みがあって安定感があるような気がします。
長尺でもC90にとどめておくのが音質的にも性能的にも安心、安全だと思っております。
この辺りの事に「わかるわかる!」と賛同していただける方には最適な出品だと思います。