商品描述

1923-2006 新潟県生まれ、個展は200余回に及ぶ、斗陶会会長、日本大学芸術学部卒業、志野焼（美濃焼の一種）をさらに極端なまでの長時間焼成する火陶「鬼志野」を発表し昭和陶芸界に衝撃を与えた、1970年代にはアメリカを中心とした海外にも紹介され、日本国内のみならず、海外の陶芸家にも影響を与えた、その後得度及び出家し、一千日の托鉢修行を受けた、主な受賞は文部大臣賞、パリ芸術大賞、現代文化賞など他多、美濃の陶工がパリで初めて単独個展をした先駆者として知られている

本作は「滝桜」油彩 20号 1998年作の桜風景。
桃色・黄・青を基調として、鮮やかな色使いで、迷いなく勢いのある筆致で描かれた月夜の桜風景。

闇夜を照らす神々しい月灯りが、満開に咲く桜の大樹を眩く照らす様子が実に美しい作品です。
絵具をダイナミックに幾重にも塗り重ねたスケール感のある重厚な肌合いの油彩表現。
覇気に満ちて燃えるような激しさと大胆な筆致でありながら、日本の象徴たる儚い桜の質感が実によく伝わってきます。
炎の陶工と呼ばれる月形氏の魂と、濃厚な熱量で描き抜かれた迫力の春景色。
滅多に入手できない20号大型サイズにして、抜群の人気を誇る桜風景。それに加えて本作は1998年に制作された、画伯が逝去される8年前に描かれた全盛期の名画・作者渾身の貴重作品です。