Description

*【説明文】大学入試数学演義 深い研究と演習 もう少し進めば、ずっと面白くなる 松本誠。 現代数学社から出ていた大学入試数学演義です。見開きA4(A5)の160ページ程度のクロスカバー。特長は抜粋すると：

• ’「高校時代の数学は面白くない」という感想を大学生から聞くことがおおい。もちろん，数学のよくできる学生から聞くだけであるが，なぜ面白くないのかというと，突込みが足りないからだという理由が一番である. ‘
• ’時代の進歩といえないまでも，時代の変化による社会の要求によって，それ に答えるために，すでに高校において何でも一応は教えておかなければならな いことになる.総花式になってしまい，突込みが足りないといわれても少しは やむをえないようである. (中略) )総花式はたいていの場合やむをえないものであるが，結果は よくないのだ. ‘
• ’ そこで，私の話は，大学入試に出ている問題の中から，面白そうなものを拾い上げて，それをもとにして高校の数学をもっともっと突込んでみようというのである. もちろん，私が数学のすべての分野にわたって，人なみ以上によく知っているはずがない.拾い上げる問題の種類はおのずと私の興味の方へかたむく. 私の専攻は幾何学である. だから， たとえば解析の間題をとり上げ て も，それから飛び立つ幻想は幾何学の翼をつける.それもよろしかろう.(中略) 面白くしようと努力すれば，やはり難かしいことになってしまうものである.だから，現状の入試問題がつまらぬというお叱りもやむをえないとして，それからつむぎ出す幻想の糸をなるべ く多彩にしよう.そして少しは難かしい話が出てくることも容認していただきたい。 ’
• 著者は数学の専門書では裳華房から出ていた基礎数学選書の15(だった?)の計量微分幾何学という本を書いております。結構古い本ではありますが2000年代に復刊したりしました。その著者が高校生向けにこういう本を書いていたというのは珍しいと思いました(しかもこれは昔の現代数学社からで、なかなか凝ったものと思います)。
  
  

  *【状態】カバーあり。裁断はしておりません。少し汚れあり。書き込みはないと思いますが中古品であることをご理解ください。状態に過剰に神経質な方はご遠慮ください。(末尾の写真は上から順番に天、底、小口、背)